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コルベットC5に試乗してきました その2


前回の引き続きです。

計器に目を向け、いよいよC5のエンジンをかけてみます。
アイドリングは安定していました。しかし油圧計の針が振り切っています。
おそらくオイルプレッシャーセンサーの異常でしょう。
また、インフォメーションディスプレイには「change oil soon」が表示されていました。
つまりエンジンオイルはもう賞味期限切れということです。

アイドリングから5分後くらいに車を出てボンネットを開けると、ベルトからの異音がかすかに出ています。
それとリトラクタブルライトを収納するときにモーターのギアが欠けているため、ガガガガーっとものすごい音がします。
油脂類の状態も見た感じ手入れが行き届いてないようです。
change oil soonの表示は正解でした。
きちんと整備をせず乗りっぱなしで今まで乗ってきたのでしょう。

走る前に「ねぇ・・・このC5のオーナーってどんな人?」と車屋に聞いてみました。
このオーナーさん、C5の形だけに惚れて買ったそうです。
普段あまり乗っていないと言っていましたが、どうなんでしょう??
走行距離数と個体の状態が真実を物語っているような気がしますが・・・・。
いずれにせよ当時ワンオーナー物の中古で買ったにしろ、トラブルが発生してから放置してきたのはとても残念です。

360のオジサンの話にも耳を向けず僕がジ〜〜っとC5の各部を観察していたら、Kさんからとりあえず試乗に行きましょう><と言われました。

なのでとりあえずKさんの運転で試乗に出ます。
乗った感じはとにかく低いです。隣のワゴンRのドライバーを下から見上げる感じです。

ちなみにC5のエンジンはLS-1というコードネームを持つエンジンです。
ここでは詳しく書けませんが、車両重量1480kgの個体を350ps/5600rpmで引っ張る加速はとにかくすごかったです。
トルクについても最大48.8kgmを4400回転で生み出すので、フツーに街を流す分には何一つ不満はないです。

段差を乗り越えるときに変なキシミ音もしないし、剛性はしっかりしている感じがしました。
ただブレーキを踏んだ時に少しジャダーが発生するのとキーキー異音がしてたのは気になりましたが。

C5にはDTCという自己診断機能が付いていますが、それをチェックする以前に、やらないといけない整備がたくさんありそうなので、今回はチェックする気になりませんでした。

販売価格は僕に売ってくれた場合は乗り出し240万だそうです。
状態から判断すると、う〜ん、ちょっと高いかも・・・。

ということで、今回はパスしました。

でも、今回の試乗でC5がますます欲しくなりました。

by 石川


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