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エコの意味


環境意識は国によっていろいろなようです。

私の知合いのドイツ人はみんな口をそろえてこう言います。
「ドイツ人は環境意識が決して高いわけじゃないよ。
環境に配慮しているぞっていうスタイルが好きなだけ。
ディーゼル車が人気なのは、そういう自分が演出できるからで、絶対的に環境にいいとか悪いとかってところまでは考えてなかったりするんだよね。
だって、環境云々を言うんなら、車に乗らないのが一番なのに、ちょっとしたお出かけにもみんな車で行きますから(笑)」

日本人はというと・・・
名古屋に住んでいたとき、近くの三越まで徒歩3分でした。
そこは特に生鮮食料品が人気で週末ともなれば駐車場に入るのに10分〜30分も並ばないといけませんでしたが、それでも同じマンションの住人のひとたちは、我が家以外みんなその駐車場に並んで買い物に行っていました。
プリウスも何台かあって、一体何のためのハイブリッドなんのかと疑問に思っていましたが、名古屋では徒歩3分でも車で出かけるのが当たり前のスタイルなんですね。

そんな名古屋でもやはり新型ブリウスは人気だそうです。
でも、プリウスって冷静に考えるとハイブリッドでなければカローラクラスの車です。
プリウスの実用燃費は22〜23Kmくらい、4ドアセダンのカローラアクシオのそれが、13〜14Kmくらいといわれていますから、
ベース車両同士の価格差の約80万円をガソリン代の差額で取り返すには、レギュラー110円としても、20万Km以上走行しないといけない計算になります。
ガソリン代が浮くからという理由でプリウスを選ぶなら、10年乗るとして年間2万Km以上走るひとでないと意味がありませんから、
ほとんどのひとは経済性よりも環境に配慮してこれを選んだということになります。

でも、それだったら近場は徒歩か自転車、他も出来るだけ公共交通機関にすべきですが、プリウスのオーナーのほうがちょこちょこ近場も車で動いてる印象があるんですけど・・・。
とするとやはり「みんながプリウスだし、うちも」みたいな感覚なのでしょうか?


画像は、MT900 GTR XX をIntense Automotive Designという米国のチューニングショップがTwin Turboやら色々やって、2500馬力仕様にしたものです。
最高速491km/h、0−100Kmが2.5秒というまさにモンスターカーです。
フェーエルポンプは、最大22.7L/分という非国民扱いされそうなものが付いていまして、アクセルベタ踏みなら5分でタンクは空になってしまいます。
でも、車重は860Kgしかありませんから、市街地走行ならリッター4〜5Kmは楽にいきそうです。
使用頻度がプリウスの10分の1なら、プリウスより環境負荷は全然低いことになりますし、実際おそらくそれ以下の走行しかされないのでしょうが、なかなかそういう目では見てくれないでしょうね。


by OZW



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