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旧車の問題点


国産と比べると比較的長期にわたって部品供給を続けてくれるドイツ車でも、さすがに製造から20年くらい経ってくると製造中止になってくるパーツが出始めます。

これとは別に、メーカーで生産は続けているものの鋳型で抜いて造るような製品だと鋳型の歪みなどで不良品とまでは言えなくても精度のよろしくない部品割合が多くなってくるという問題が出てくることもあります。

先日、自動車ライターの半谷さんから、今年4月に当社から購入いただいた930ポルシェのブレーキマスターシリンダからオイル漏れが発生して危うく事故るところだったという連絡を頂きました。
幸いどこにもぶつけず停車することができたそうですが、ものがブレーキなだけに製品不良、取付けミス、両方向からの原因究明をお願いしました。

結論としては、プレッシャースイッチとマスターシリンダ(共に純正品)のねじ山の微妙なズレが原因でした。
詳しくは、こちら

半谷さんは、「相性の問題」という言葉で説明されていますが、この部分に相性なんていう問題が発生すること自体が大問題なわけで、ポルシェのクオリティーコントロールに少々不安を感じてしまいます。

同じ製品をお買い求め頂いたお客様には個別に連絡差し上げましたが、当社以外のものでも最近マスターシリンダかプレッシャースイッチを交換された930乗りの方は今一度オイル漏れがないか点検してみてください。


by OZW


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