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ブレーキパッド

 ブレーキパッドで良くお問い合わせを頂くのが低ダストとか鳴きについてです。
パッドの素材はノンメタル、セミメタル、メタル、カーボンと分類されますが、純正やOEMのパッドはノンメタルになります。
初期製動力
効きの安定性
コントロール性
ダスト
耐フェード
耐磨耗
ローターへの攻撃性
鳴き
クリープ音
等で見た場合、一番バランスが良くてコストパフォーマンスも優れているからでしょう。
勿論、ローターとの相性もありますので一概には言えませんけど。

以前はブレーキの鳴きについてのお問い合わせが多かったのですが、ここ数年は低ダストのパッドをお求めになるお客様が多いようです。
最近はいろいろなメーカーがセミメタルで低ダストを歌ったパッドを販売していますが、確かにダストは抑える事は出来ます。
初期製動力や耐摩耗性も向上してブレーキの性能を体感出来ると思います。
しかしその反面、耐フェードの低下、ローターへの攻撃性のアップ、鳴きの発生率も高くなってしまいます。




画像はSJで販売しているJURID製のパッドです。
このパッドは昔から柔らかいパッドとして正規ディーラーでもブレーキ鳴きのクレームのお客様に勧めていたメーカーです。
勿論、柔らかい=ダストはよく出る 訳でしかも減りも早いのですが、コントロール性や安定性は抜群です。
去年のIdlers 12時間耐久はこのパッドで出場しましたが、いわゆるノーマルパッドにもかかわらずフェードは全くなく、ツインリンクもてぎのバックストレートで200Km/hからのフルブレーキングでも最後まで実に安定した制動力を維持してくれました。




こちらの画像は今年のアイドラーズでテストしたセミメタリック系のパッドです。見て分かるようにローターが青焼けするほどの効きです。
特に初期製動力はすばらしくヒール&トゥが難しく思えるほど(シフトダウンする前に減速完了してしまいます)の効き具合でした。
加えて12時間走っても十分、残っているほどの耐磨耗性でした。
ただ・・・純正やJURIDと比較してかなり硬いパッドなので、サーキット走行では問題ないのですが街乗りでは踏み始めから停止までずーっと「キィィィ〜ィィィィ〜ィィィイ」なのです。


私はどちらを選ぶかと言えば街乗りなら迷わずJURIDです。
ダストを洗うのは大変ですけどトータルバランスでは鳴かないほうが心地良いドライブが出来ると思っていますす。
いわゆるカックンブレーキも何だかなぁって感じですし(^^ゞ

他にも、長持ちを謳った ECOパッドだとか、Yahooオクなどによく出ている性能どうこうよりもとにかく値段が安いもの(ドイツブランド名ですが実際は中国生産)までありますが、ここだけは価格よりも性能に拘って欲しい部品でもあります。



By k




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