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TCUのリセット


TCU(トランスミッション・コントロール・ユニット)
ATのシフトチェンジのタイミングを制御しているユニットです。
今時の電子制御式オートマには車種問わず付いてます。

で、これが勝手に学習するんですね。
いつもゆっくり走ってると、低い回転数でシフトアップしていくようになり、スムースな運転にはいいのですが、いざという時にかったるい思いをします。
これを解消するためには、アグレッシブな運転を続けるか、TCUをリセットするしかありません。

CL55 AMGも一度 DASでリセットしているのですが、このところ渋滞ばかりの都内を走っていたら、ゆっくりモードで学習してしまいました。
そうするとATをマニュアルモードにしても特にシフトアップが壊れてるんじゃないかと思うほどモタツいてきます。

といって、毎回リセットするために整備工場に持ち込んでというのも面倒だし・・・
と思っていたら、自分で簡単にリセットできる方法があるんですね。
しかも、ベンツに限らず多くの欧州車でほとんど同じ手順のようです。
私は知らなかったのですが、結構有名なネタらしいのでご存知の方も多いかもしれませんね。
でも、一応紹介しておきましょう。

1. イグニッションキーをONの位置に(スターターを回す一つ前の位置。エンジンはかけない)

2. アクセルペダルを床まで踏み込んで、その状態を5秒間保持する(VW車は10秒)

3. アクセルペダルは踏み込んだままで、イグニッションキーをOFFの位置に

4. アクセルペダルを離し、キーはOFFの位置のまま抜かずに、2分以上待つ

これで完了です。

車種によっては、3.のところでアクセルペダルを戻してからキーをOFFにするものもあるようですが、その場合でも上記の方法で問題ないようです。
逆にベンツなどでは、キーをOFFにする前にペダルを離してしまうと上手くリセットされないことが多いようなので、順番を間違えないようにしてくださいね。

ちなみに、CL55 AMGでは、上記の方法でバッチリでした。


By OZW



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