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リビルト パワステポンプ


近年では自動車メーカーや部品メーカーも積極的に部品の再利用を進めてきて、いわゆる純正リビルトパーツも増えてきました。

そのせいか一昔前は日本でも街の電装屋さんやラジエター屋さんなどが独自にリビルトをやっていましたが、今ではメーカー以外のリビルト屋さんの数がかなり減ってしまいました。

これに対しアメリカでは昔からリビルト文化が根付いていたせいで、今でもメーカー以外のリビルト業者がまだいっぱい残っています。
ATやエアサスなどのリビルトに関してはメーカーリビルトよりこうした社外リビルトのほうがシェアーは大きいくらいで、クオリティーも悪くはないようです。

パワステポンプも多くの社外品のリビルトが存在するのですが、でも、これだけはどういうわけか昔からトラブルが多いんです。
年式、車種問わず社外のリビルトパワステポンプは、全部とは言いませんが、かなりの率で1年以内に壊れている印象です。
SJを始める前からそんな経験を何度もしてきたので、仕事としては手を出したことはないのですが、個人的に頼まれてその後も米国から何度か取ったことがあったのですが、パワステポンプだけは、やはりクオリティーに問題があるものばかりでした。


実は今年に入ってからも、知り合いがABCポンプのリビルトを米国のeBayで買って、つい先日アウトになっています。
買う前に相談されて、やめたほうがいいとアドバイスしたのですが、純正の5分の1という値段の誘惑に勝てずやってしまったようです。

ABCポンプの場合交換作業がかなり大変で当然工賃もそれなりになります。
それに確かにポンプ自体に問題があって圧力が出ないこともありますが、ポンプに付いていて電気的にポンプの流入オイル量を調整しているサクションスロットルバルブに原因があることも多く、社外のリビルトだとその部分を換えてあるわけではないので中古のポンプを買うよりもむしろリスキーなくらいです。

そんなわけで、これに関しては高くても新品か純正リビルトにしておいたほうがいいと思いますよ。


By OZW



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