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インタークーラーポンプのハイフロー化 取付編


以前書いたハイフロータイプのインタークーラーポンプが届きましたので、エスファクトリーに行って交換してきました。



このポンプは右側フォグライトの下あたりにあります。
フロントアンダーカバーを外すだけで、アクセスは簡単です。

正規の手順だと、ラジエターからクーラントを全部抜いて作業することになっていますが、クーラントは変えたばかりですので、今回はクーラントは抜かずに、ポンプにつながるイン側とアウト側の2本のホースをクランプで挟んで脱着を試みます。


適当なクランプを持っていないDIY派には、こんな感じに適当なバーをタイラップで締め付けて代用しているひともいますが、これでも十分のようです。

インとアウト、それにバキュームの計3本のホースと電源カプラーを抜いたらブラケットごと取り外します。



ブラケットを外して並べてみましたが外観上には大きな違いはありません。
予想していた通り、同一サイズなのでブラケットも無加工でそのままでOK。文字通りポン付けです。




ただ、バキュームホースの差込口が以前のものは機能していたようですが、今回のものはメクラになっています。
したがって、バキュームホースは取り払ってしまっても問題ないのですが、一応元のポンプに戻す可能性も想定して、とりあえずホースはそのまま挿しておきました。




BOSCHによると、末尾003のほうの吐出量は、0.3bar下で1200L/h に対して新しいほうの末尾010のものは同じ条件下で、1400L/h となっていました。

これだけ違うとノーマルで熱ダレしてしまう領域では確実に違いが実感できるはずですが、涼しくなってしまったこの頃の外気温では熱ダレするほど踏み込むのは一般道では無理でした。

ということで、現状不具合の出ていない車両ではこの時期にわざわざ交換してもあまり意味がないかと思います。

ポンプが壊れてしまっている (かなり多いはずです) 場合には、耐久性の問題からも、それに値段もそんなに変わらないわけですから、ハイフロータイプに交換しておくことをお勧めします。

ちなみに、このポンプ国内調達より本国取りのほうがかなりお値打ちになります。
壊れていても加速が悪くなるだけでそのままでも他の何かに悪影響を与えるわけではありませんが、3週間は待てないという方も多くいらっしゃると思います。
時間優先、お値段優先、どちらの場合にも対応いたしますので、お問い合わせください。

なお、このポンプ、BOSCHのパッケージごとコピーした中華製もかなり出回っていますのでお気を付け下さい。



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