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信じられないほど丈夫なAT

 
90年代にベンツやBMWに積まれていたZF製のAT、ガラスのミッションなんて言われたこともありますが、いやいやその逆かもしれないと思わせる事態に遭遇しました。

先日フロントガラスとベアリング交換で寄ったえちごやに 190E の 2.6 が入庫していてオートマミッション(型式722.409)が降ろされていました。
オーナーさんが4年ほど前に ATはOH済みということで、横浜の業者から購入したらしいのですが、そのときからATには少し違和感はあったそうです。
それが、この日になって、たまたまえちごやの近くで動かなくなり、レッカーで運ばれてきたという次第です。
4年しか持たなかったのね・・・


ATFパンを外すと、ブレーキバンドのピンが落ちています。
バラバラに破壊されでもしなきゃ抜け落ちてくるはずのないのピンです。
不思議〜??と思って分解を進めていったそうです。

案の定、かなりいい加減なOHだったようですが、一番笑えたのがこれです。




リア側のディスクキャリアです。
中の回転するところがカタカタです。
「周りのリングか何かが抜け落ちたの?」と訊くと、「取って中を見てよ」と皆口さん。




何か足りないような感じです??




別のクルマの同じ部品。
これが本来の姿です。

比べて見れば分る通り、上のクルマのはベアリング入ってなかったんです。
多分、入れ忘れですね。

一番中心の軸受けがベアリングなしでずうっと回り続けていて、一応それなりには普通に走っていたことになります。
4年間ですよ。
こんな丈夫なミッション他にないでしょ??


By OZW



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