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えちごやエアクリーナーボックス

 
15年以上前、名古屋の郊外、といっても県を越えて岐阜県になるのですが、緑に囲まれた高台で暮らしたことがありました。
名古屋の中心部と比べると、夏の夜には5度くらい涼しく、そこではオーバーヒートなど無縁でした。
Alpina E24 B7 Turbo を借りて乗っていたときも、家の周りでは何の問題もありません。
ところが、これで名古屋まで出かけると途端に水温は100度を超えて、渋滞路ではそこから更にジワジワと上昇していくものですから、気が休まりません。
ニコルのお任せ整備でエンジンも一度OHされていたので、どこかが壊れていたわけではありません。
新車時からこういう状態です。

高速では、中央道で東京まで行くときは八王子までは問題ないのですが、府中辺りから水温が上がり始めます。
東名経由で行くと、豊田JCTから先はずっと高めです。そこでアクセル全開にしたすぐ先がちょっと詰まっていようものなら、かなりの勢いで上がっていってしまうものですから、PAでボンネット開けて少し冷ましてからでないと走れませんでした。

ほんの数度の外気温の違いが、10度20度の水温の違いに結びついてしまうようです。




私のE60には、えちごや製のエアクリーナーボックスが付けられています。
NIIBE氏のヘアライン号にも付いてますね。

これ、アルミ製でオリジナルのボックスより2cmほどかさ上げされており、エアフィルターより後の部分の容量が大きくなっています。
エアマス・スロットルボディーとのクリアランスを確保すると同時に、ボックス内の仕切板をカットし整流板を加工して吸入効率をアップさせているのですが、実はそういった効果を狙うのと同じくらい断熱にも気を使っています。
内部に遮熱材を入れるだけでなく、外側も断熱塗料で全面を覆う念の入れようです。

そこまでやって、一体何度違うのか?というひともいるかもしれません。

そういえば、以前エアダクトの流用で警鐘を鳴らしたところ、「仮に穴が開いたにしても何度も違わないはず」「大袈裟すぎるんじゃないか」というご意見も頂きました。

でも、こうしたことのひとつずつの積み重ねで結果は天地の差になるのです。



By OZW



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