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浜名湖オフ


24日はFire & Silk の W124 500E のための全国オフでした。
今年からは、ショップ用のブースを設置してくれるというので、SJでも出展してみることにしました。
普通のパーツはこれまで毎年協賛で進呈していたこともあって、今回はチューニング系のものだけを選んで並べてみました。




私のE60とえちごや1号機も借りて並べてみましたが、皆さんエンジンルームを覗いてはいくものの、何がどう凄いのか分からず、むしろ怪訝そうな表情を見せるひともいたりして、解説用のボードを作って置いておくべきだったと反省しています。




帰り道、ある方に運転してもらいました。
そのひとは、どういう訳か私の60のことが乗る前から気に入らなかったようで、遅いだとか、怖くて踏めないなどといいながら、たまたま遭遇したフェラーリを追いかけまわして、サイドマーカーまで飛ばしてくれたりしました(笑)

でも、もしかするとそのひとが運転中は、スロットルバルブの開きが悪かったのかもしれません。
ベーシックユニットとE-GASコントロールユニットはまだOHしていませんので、その可能性は否定は出来ませんが・・・どうなんでしょう?

ただ、足回りに関してはトラブルは何もありませんが、場合によってはそういう意見もあり得るのかなとは思いました。
実際、メルセデスはもちろん今のAMGでは、このセッティングで発売することはありません。
だって、何だかんだいっても普通の4ドアセダンですから。
免許取ったその日にハンドル握られるかもしれない、アウトバーンの高速コーナーでABS効かせながら曲がっていくおばちゃんドライバー(実際多いらしい)が買っちゃうかもしれないことを考えると、これは売れません。

その方もアマチュアレースの経験は豊富なので、メーカー側の視点からの意見だったのでしょう。
プロのレーシングドライバーでもあり自動車評論家でもある武井氏も、このE60の足回りを絶賛していたとはいえ、超初心者や思いっきり下手なドライバーにはちょっと・・・と話していた通り、私も例えば自分の息子にはこの60を運転させるのはもう少しいろいろ教えてからでないと、と思っています。
最低限、限界はある程度把握している必要がありますし、リアが滑り出しときにパニクってブレーキ踏むのは論外としても、効きのいいLSDの操縦法、滑ったとき反射的にアクセルから一気に足を離してしまうことをしない訓練は、サーキットなどで実践しておいたほうがいいかもしれません。

その点、500Eの純正ノーマルの足回りは限界は低いですが、ヤバくなる随分前から限界を教えてくれるので、決して嫌味ではなく、万人向けのよく出来たサスペンションセッティングです。
(もちろんブッシュやショック、ギアボックスなどがしっかりメンテナンスされ、変なスプリングなどに交換されてしまっていないことは大前提なのは言うまでもありませんが)

えちごやでこのサスキットをパーツとして販売せず必ず取付けとセットにしているのは、ドライバーを見ておく必要があるというのも理由の一つになっているのだと思います。

ただ、滅茶苦茶な操作をしてしまったときにはノーマルのほうが被害が少なくて済むかもしれませんが、ほんの少しのスキルがあれば、私の60のほうが圧倒的に安全で、運転中の安心感もずっと上だということは断言できます。
なぜなら、狙ったラインを正確にトレースする能力は桁違いに高くなっていますし、ロードインフォメーションも高速では曖昧になっていってしまうノーマルとは違い、超高速域でもサスが追随してくるので、とても掴みやすいからです。

もっとも、どんなセッティングであれ、技術以上に重要なのは、踏んでいい場所かどうか、特に左車線にいる車の動きの予測、などの状況判断と、そして何より自制心でしょう。
本気で攻めたいならサーキットに行きましょう。


By OZW



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