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W126 500SE オーディオセットアップ その3

 
昨日の代官山 蔦谷書店主催のモーニングクルーズに山口宗久さんもデモカーの190Eでいらっしゃってたものですから、最後に自動セッティングしただけのサウンドを聴いてもらいました。

まあ悪くはないけど、と言って、タイムアライメントだけちょちょっといじると、あら不思議、ボーカルの位置がぴったり一点に、ベースもしっかり前から聴こえてくるようになります。




これは面白い!ということで、こんな本を買ってしまいました。
サウンドチェック用のCDとカーオーディオ初心者向けに一から解説した本とのセットになっています。
解説本のほうは、じっくり読み込んでも1時間程度の内容なのですが、そうだったんだ!ということばかり。

そんなことも知らなかったのか、と言われそうですが、例えば、周波数ごとに細かくイコライザー調整するのは、自分好みの音にするという以上に、フラットのまま出力すると車室内では全くフラットにならないので、原音に近いサウンドで聴くためには調整が必須なんだとか。

どのスピーカーにどの範囲の周波数帯域を担当させ、また、それを繋げるときに、いわばノリシロの幅をどれくらいにするのか(クロスオーバーネットワークの調整)。

ノリシロで重ねた部分は重なった分、他より厚くなってしまうので、そこをどう削っていくか(スロープの調整)。

右と左のスピーカー、後ろのサブウーハーから自分の耳までの距離はそれぞれ全部違うので、一旦キャッシュに溜めた音を各スピーカーごとに少しずつタイミングをずらして送り出してやる必要もあります(タイムアライメントの調整)。
サブウーハーは後ろにあるのに、タイムアライメントいじると、前から聴こえるようになるのもこれですね。

知らない間にいろいろ進歩してました。
完全に浦島太郎状態です(^^;;

ただ、これって所詮ギミックですから、根本の原音のクオリティーやスピーカーの能力以上のものはどうやったって出せません。
なので、純正スピーカーのままヘッドユニットだけ交換するとかえってストレス溜まるだけかもと思ったのも事実です。


ところで、これとは別にひとつ気になっていることが。
特定の周波数(60Hz付近)でトランク内の何かが共鳴してビビるんです。
これについては、Crazy Mercedes W124のメンバーでその道のプロのお友達から、こんなアプリあるよと教えてもらいました。
使ってみると、後ろのビビリ音の発生箇所は、トランク内ではなく、リアの左ドアと判明。
危うくトランク内を全部デッドニングして、それでも結局消えずにドツボにはまるところでした。
ビビリ箇所を軽くデッドニングするだけでサウンド全体がすっきりするそうなので、次の休みにでもやってみるつもりです。

全く知らない分野に足を踏み入れるのって結構楽しいですわ。





By OZW



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