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OEMメーカー ベアリング編

前回同じ純正部品でも複数のOEMメーカーがあることをお話しました。
もちろんメーカーによって得手不得手があって、全体としてどの
メーカーが一番と言えるほどことは単純ではありません。

今回はベアリングのお話です。

車を動かすのは? と考えるとまず始めにエンジンがあって
エンジンからいろいろな伝達方法で駆動系を介して車輪を回転させる
訳ですが、よーく考えると全てが円の動きになっています。
エンジンも中心でクランクシャフトが回転をしていますし、そこから
ミッション、プロペラシャフト、デフ、ドライブシャフト、全て回転
運動なんですよね。
この回転する部分にはほぼベアリングが使用されているのですから
自動車1台を分解するとかなりのベアリングボールが出てくるんで
しょうね。
パチンコ玉に換算すると ヽ(^。^)ノ ではないでしょうか。

このベアリング。当たり前のようですがとても重要な部分です。
ころがり抵抗をいかに少なくしてフリクションロスを無くすか?
精度をあげていかに耐久性を持たせるか?
ラジコンカーにハマった10代に一生懸命に考えた記憶が甦ります。
結局は高いお金を出して海外製の高精度ベアリングを入手するしか
方法が無くて、お金のない私は悔しい思いをしてました(^^ゞ
あれから○○年。日本はベアリングに関しては世界一の技術を誇る
ようになっています。
今や、球体精度、真円度などは日本製の独壇場です。

写真は、RUVILLEというOEMメーカーのフロントハブベアリングですが、
実はこれ、日本製のベアリングを使用しているんですよ。
コストの問題とかはあるですが、ベアリング部分の MADE IN JAPAN
という文字を見たときから私はこのメーカーが好きになりました。

逆に、Meyle というメーカーのベアリングは精度がかなり酷い部類
で、取付けたすぐは分かりませんが、1万Kmも走ると少しずつですが
必ずガタが出てきます。
RUVILLE に比べ、MEYLE は仕入値も相当かなり安いのですが、こう
いう理由でご案内はしないようにしています。

もっともRUVILLEの全てのベアリングが日本製というわけではありま
せんし、他のメーカーのもので一部日本製のベアリングを使っている
製品もあります。

いずれにしても、スピードジャパンではお客様にお渡しする部品が
値段の安さだけではなく、どんなパーツで出来ているのかということ
にも気を使ってご案内しているんですよ、ということが分かっていた
だけたら嬉しいなあと思います。

By k


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