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HDD


ここ3ヶ月の間に続けて2台のPCのハードディスクが壊れました。
電気製品で最も壊れるのは電球・蛍光灯で、それに続くのがハードディスクだそうで、対策としては、いつ壊れてもいいようにバックアップなどを万全にしておくこと以外にないといいますから困ったものです。

実際、Googleが10万台以上の民生用ハードディスクドライブを使用した調査を行った結果、平均年間故障率は、使用開始から1年は2〜5%、2年目以降から5年目までは毎年5〜8%との事ですから、5年で4割近くが故障する計算です。

HDDは一般的に、温度が高いと故障しやすくなるとか、アクセス頻度が高いと多く動くため故障しやすくなるとか言われてきましたが、Googleが行った先の調査では、温度やアクセス頻度に関係なく故障することが判明しましたし、障害の早期発見や故障の予測を目的として現在ほとんどのHDDに搭載されている「S.M.A.R.T.(スマート)」から得られる故障予測値もほとんど関係なかったという、かなり衝撃的な調査結果が発表されています。

もっとも、温度と故障率の関連性が認められなかったのは、もちろん推奨環境での話ですから、ハードディスクの温度が50度を超えるような環境であれば、故障率は如実に上昇しています。
それから、HDDが最もクラッシュしやすいのは通電されているがアクセスされていないという状態からアクセスされた時といわれています。
これは、通電されたまま(暖かいまま)アクセスがない間に各部のグリスが微妙に粘性を増し、アクセスがあった際の初動時、わずかにヘッドを支えるアームが「ひっかかり」を生じて振動し、これがクラッシュを引き起こすからだそうです。

ということで、冷却ファンは作動しているか、排気口が壁などで塞がれていないかを常にチェックする、長時間使わないときは電源を切る、ということもクラッシュ予防としては大切ということになりますが、それ以上に「3年もったらラッキー」くらいに考えて普段からバックアップを取っておくことが一番ということですね。



ちなみに、Googleの調査ではハードディスクのメーカーや種別による故障率も集計したそうですが、大人の事情によって公表できないそうです。
でも、本当はこれが一番知りたかったですよね。



By OZW


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