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エンジンマウント


W124の場合、大きなくくりでいいますと、エンジンマウント左右2個とA/Tマウント1個で、エンジンミッション部を支えています。
このエンジンマウントがだめになると、エンジンの振動が室内まできてしまったり、不快な振動がハンドルに伝わってきたり、意外なところから異音が発生したりすることもあります。
ゴム部分があきらかにつぶれている場合は、マウントとしての正常な働きはしません。

このタイプのエンジンマウントは、中にオイルが注入してあります。

車の振動現象を周波数軸で分類すると、一般的に低周波数域ではフワフワ感やヒョコヒョコした振動、高周波数域ではブルブルあるいはビリビリした振動となって現れます。
低周波数域の低減は「操縦安定性や乗り心地」を向上させ、高周波数域の対策は不快な振動・騒音を抑え「居住性」の向上に貢献します。
エンジン振動を抑えるようエンジンマウントの剛性をあげると低周波域の振動が抑えられて乗心地は良くなりますが、しかし逆に、高周波数域の振動が増えて、アイドル振動、加速時の振動騒音が悪化します。
そこで,マウントの剛性をあげつつ中にオイルを封入して高周波数域の振動も同時に抑えちゃおうてのが、オイル封入式エンジンマウントってわけです。

注入してあるオイルが漏れて、中身が空っぽ!っとなっていたマウントもあるようですが、それではせっかくの高級車が軽自動車以下の不快振動に包まれてしまいます。

エンジンマウントも消耗品です。
最高の乗り味を維持していく上でも定期的な交換が必要です。
せっかくですのでA/Tマウントと同時交換するのがベストでしょう!


by もっくん



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