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ビュイック


90年くらいだったでしょうか、それまでGT-RとかAMGに乗っていた反動で、急にフワフワなセダンが欲しくなって、当時候補のひとつに上がったのが、ビュイックのパークアベニューでした。
フロントがベンチシートで6人乗りということとと、トランクにオートクロージャーが付いていたこと、セルシオより100万円くらいは安かったことなどにちょっとその気になりかけましたが、結局このときは出たばかりのセルシオを選択しました。

その後のモデルチェンジでリーガルセダンは新車価格が100万円以上値下げされ、3年落ちの中古車価格は二桁万円という凄まじい値下がりで買わなくてよかったと思ったものです。

ビュイックといえば、20世紀中は、アメリカを代表する大型高級車として親しまれ、アメリカの保守的なアッパーミドル層向けの上品なハイ-ミドルエンド高級車としての位置を保っていましたが、オーナーの平均年齢層が高くなって売れなくなってしまってからは日本からも撤退してしまいました。

このまま消えてなくなるかと思っていたら、中国でバカ売れしだし、現在では本国アメリカの販売台数を大きく上回って、同ブランド最大の市場が中国になっています。

商品構成も米国とは異なり、ターゲットの顧客層も米国本土より20歳以上若返っている感じです。

そんな中発表されたのが、上の画像のクーペモデルというわけです。
ビュイックがクーペだって?と訝るひとが多そうな米国や日本じゃ売れないかもしれませんが、そういう先入観がない中国でなら結構売れちゃうのかもしれません。


by OZW



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