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リーフ


日産のリーフがいよいよ発売になりますね。
充電施設などのインフラの整備や実用上の電池性能もまだまだの状態の中で、とにもかくにも一般向けに発売を開始した日産の勇気には拍手を送りたいと思います。

充電スタンドの数がまだ少ないことや、補助金があってもプリウスより100万円近く高い車両価格は、このリーフが一定の成功を収めれば、今後他メーカーからもEVが量産されて解決されていくでしょう。

この意味でも、是非たくさん売れてほしいと思ったのですが、残念ながら思っていた以上に限定的な使用しかできないということが分かってしまいました。

満充電で200Kmの走行が可能とされていますが、これは理論値に過ぎず、エアコンやヒーターを付けた状態だと高速道路を100Km/hで走ると30分程度しかもたないそうですし、平均速度25Km/hの市街地走行でも75Kmくらいの走行距離になってしまうようです。
ということは、高速を使うと都心から成田空港までの往復どころか片道でさえたどり着くこともできないわけですし、平均速度15Km/hといわれる都内だけの移動だと暗くなってから渋滞にでもはまってしまえば首都高で電欠なんてことが日常的に起こり得るわけですから、ちょっと怖くて乗れません。

考えてみたら実走行50Kmとか70Kmというのは普通の車でいったら燃料警告灯が点灯した状態です。
奥方などちょっと気が小さいドライバーだともう必死にスタンドを探し始める距離ではないでしょうか。

現状飛躍的な電池性能の向上を期待するのが難しい以上、今この時期に発売に踏み切ったことは理解できるのですが、どうして緊急用の発電機を積まなかったのでしょう?
その分多少重くなるとかコストがアップするかもしれませんが、緊急用ということならCO2もくそもなく安価な発電機で構わないでしょうし、充電専用と割り切れば、それで車を直接動かすわけではありませんから、軽量小型なもので済むはずです。
それに燃料もディーゼルにせよガソリンにせよ10Lくらいのタンクで十分だと思うんですけどね。


By OZW



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