CL55 AMGに乗る度に、やはりアクティブボディーコントロール(ABC)は、あるべき車のサスペンションだと思うようになってきました。

機械式サスではコントロール性能を高めようと思えばどうしてもバネレートやアブソーバーの減衰力を上げるしかありませんので、基本的に乗り心地との完全な両立はあり得ないのに対して、ABCではその両立が可能なんですから。

それが普及しない理由は、結局パーツの値段なでしょう。

この写真にあるのがABCの主要パーツなのですが、上から右回りに

タンデムポンプ \286,400
バルブブロック \258,800 X 2個
プレッシャー用アキュームレーター \24,570
Fストラット \356,800 X 2本
Rストラット \259,800 X 2本

この他に、
リターン用アキュームレーター \31,395
ストラット用アキュームレーター \32.865 X 2個

さらに１本数万円の高圧ホースが多数あって、全部交換するとパーツ代だけで２００万円を軽く超えてしまいます。

ドイツから取ると４割近く安く出せるものもあるのですが、納期は最短でも１か月です。

ただ、この中で消耗品と言えるアキュームレーターだけはOEMの設定があったりして、これはまだリーゾナブルな値段で買えるのが救いですかね。

By OZW