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着座センサー


最近のベンツやBMWでエアバックの故障を知らせるSRS警告灯が点灯する場合、助手席の着座センサー不良が一番多い原因なんだとか。

これ、体重によって抵抗値を変化させる単なる歪みゲージなんですが、車両側で抵抗値をモニターしてエアバッグの開閉を制御します。
また、純正のチャイルドシートにはセンサーが入っていて、この着座センサーを通してエアバックの作動をストップさせたりしています。

いずれにせよ、これが断線すると抵抗値をモニターできなくなり、SRS警告灯が点灯してしまうというわけです。

このセンサー、ナビとかETCなどの取り付け作業時に座面の上に膝を立ててグリグリしたりすると結構簡単に断線してしまうようです。

パーツ自体はべらぼうに高いものではないのですが、とにかくシートをバラさないと交換できないので工賃はそれなりにかかります。

そんなわけで、着座センサーの抵抗値を受け取るユニットとシートとの間の配線にダミーの抵抗を入れることによって、常に助手席乗車状態(もしくはその逆の状態)を作り出して、とにかくSRS警告灯が点かないようにするなんていう滅茶苦茶な修理をしてしまうところもあるそうです。
実際、車種によってはシート下から出ているカプラーに差し込むだけのキットになったものが販売されていたりもします。

絶対助手席には誰も乗ることがないというならともかく、そうでないなら命にかかわる装備ですから、ここはしっかり修理してほしいですね。

By OZW



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