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次期車輛復活計画37


W210 E50 AMGのエンジン (走行68,000Km) を買ってきました。

W124 500Eなどと同じM119エンジンなのですが、実はいろいろなところでW124時代よりも進化しています。

そういう美味しいところを E60用に使おうという魂胆なのですが、手始めに今回は補機類の一つを移植します。



ラジエターカップリングファンのベアリングとプーリーです。
プーリーは外した状態ですが、左が W124、右が今回のエンジンから外したW210 E50のものです。
210のほうが突出しが少なく、その分容積も小さいこともあって30%以上軽量化されています。
エンジンは補機類も含めて 1gでも軽いほうがレスポンスアップになりますから、これだけでも結構なチューニング効果を期待できます。
さらにベアリングの径は 210のほうが大きく耐久性も断然上です。
実際SJでは過去にこの210用のパーツの問合せ注文は一件もありません。

めったに出ない部品だからでしょうか、定価は10万円以上しますので、これだけでもエンジン代はペイできたことになります。






ステーの取付け部分が一カ所余分なので、これをカットして使います。




ついでなので、BRABUSエンジンにもともと付いていたエアポンプレス用プーリーのステーも軽量化します。
右側の状態のものを左側の状態にまで、ばっさりカットしてしまいます。

もちろん、これは電動ファン化してカップリングファンを取り除いてしまっているから出来る技で、オリジナルの状態でここまでやってしまうと、カップリングファンの駆動力は20馬力近いそうですから、強度不足になるおそれがあります。





これらを移植した前と後の写真です。

移植前は電動ファンにほとんど引っ付くくらいの位置でしたが、随分後ろに引っ込んでくれました。
これで、ファンで引き込める空気の量がさらに増えることになります。

「でも、水温コントロールはもう既に完璧なのにこれ以上冷却効果狙っても仕方ないんじゃない?」

と訊ねると

「誤解しているようだけど、水温コントロールだけだったら、電動ファン化だけでも何とかなるんだよね。」
「このクルマの空気抵抗で一番大きいのはエンジンルームに入ってくる空気だって知ってた? 全体の半分以上がこれ、その次がタイヤで13%くらい、残りがボディーなんだよね。」
「素の500Eで 200Km/hくらいで走っているときにボンネット見てごらん。中から押し上げられて浮き上がっているのか目で見てはっきり分かるくらいだよ。」
「だから、アンダーカバーやボンネットにダクト設けているのは、冷却効果というよりむしろ空気抵抗の低減を狙ってるわけ。」
「スポイラーとか空力パーツ付けるのは否定しないけど、エンジンルームの空気を上手く抜いてやるのを考えたほうがずっと効率的なんだよね。」




「そういえば、前から思ってたんだけど、ボンネットのダクト位置、もっと後ろ(フロントガラス寄り)のほうがいいんじゃない?」
という疑問に対しては

「いやいや、ちゃんと圧力測りましたから!」
「あの位置が一番高かったんだよね」
「どこでもいいから穴開けりゃいいってもんじゃないよ」
という回答でした。


By OZW




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