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W126 500SE Sliding Jaw交換 その1

 
W140で頻発した走行中にレギュレーターが破損して一気に窓が落ちるみたいなことは、W126ではまず起こりません。
また、W124などでよくあるレギュレーターのワイヤーが伸びて外れちゃうとか、モーターがお亡くなりになるという現象もW126ではめったに聞きません。




が、唯一このスライディングジョー (スライドピース) が割れて、窓が下がったまま上がらなくことがあります。
どちらかというとあまり開閉しないリアウインドウで発生することが多いので、単純にプラスチック素材そのものの経年劣化が原因と思われます。


はい、私の500SEも右リア窓を久しぶりに開けたらその後上がらなくなりました。
何の予兆もなく壊れるようです。
実際私のも壊れる直前まで実にスムースな動きをしていました。

遠出していて雨でも降っていようものなら帰るに帰れなくなってしまいますよね。

Sliding Jaw、確か数年前までは1,000円しなかったと思うのですが、今の定価は税別で1,280円になっていました。
それでも純正でその程度の値段ですし、ひとつ積んでおいたほうがいいかもしれません。




ドアの内張りを外すのに、先ずは三角窓のカバーを外します。
ここは2箇所ネジで留まっているだけです。




ドアノブ内側のカバーを薄いマイナスドライバーで持ち上げていき、ドアノブを引いた状態で取り外します。





ボルトを1本外せば、ノブの化粧パネルはウインドウスイッチのパネルと一緒に引き出せます。





肘掛下にある2本のネジとドアノブ化粧パネルの中のボルト1本を外して、肘掛を取り外します。




あとはドア下のフットランプを外し、ドアキャッチと噛み合うほうの化粧金具を外し、




ドアパネル全体を上に持ち上げるようにズラせば外れます。
この時代のメルセデスは全部そうですが、手前に引っ張るとツメが折れます。


ちょっと長くなったので続きは明日。





By OZW



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