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M119 デスビの結露

 
久しぶりに走らせたら失火した感じでアイドリングが不安定、ということで 500Eが運ばれてきました。
診てみると、確かに失火しています。



デスビのキャップを外してみると、見事に湿気っています。
これが話に聞く、デスビキャップの結露による失火なんですね。
全体がべっとり濡れている上に大きな水玉まであちこちに出来ていました。

このところの雨ばかりの天気がずっと続いていたのが原因だと思われます。
このオーナーも、こういう経験は初めてということでした。
とりあえず、結露を拭き取ってドライヤーで乾かしてから取り付けると、正常に戻ったのですが、こんな天気が続けばまた同じことが起きそうです。




結露し難いこちらのセットをお勧めしたのですが、もう一度この症状が出たら交換するそうです。

前回交換してから1万kmも走行していないし、今までは梅雨時でも大丈夫だったこともあり、ちょっと様子を見てみたいという気持ちはよく分かります。

ただ、ずっと大丈夫だった場合でも一度症状が出てしまうと、その後は続けてダメになるケースが多いようです。
このことから、もしかするとシールリングが劣化してきて湿気がデスビ内に入りやすくなったのかも、と思ったら、世の中同じことを考える人は多いようで、そこだけ交換した方が何人もいらっしゃるみたいです。
が、一度症状が出てしまったものは、そこだけ変えてもみなさん効果なかったようです。

テフロンコーティングのフライパンみたいに一度焦げ付き始めるともう交換する以外方法はないのと同じように表面処理の問題なのかもしれません。


By OZW





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