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W126 購入ガイド

 
昨日、あれだけ勧めておきながら何なんですが、W126を購入するには覚悟しておいたほうがいいことがいくつかあります。




124のワゴンなどは泥まみれでも、そういう使い方もあるのね、と好意的に見られることが多いと思いますが、汚い126は単なるボロ車になってしまいます。
出かけるときにはいつも綺麗にしておかないとみっともないので、まめに洗車するか屋内ガレージに保管しておきたくなります。

パーツ供給が心もとなくなってきており、BOSCHなどのOEM製品の多くは生産終了になってきています。
純正での供給はまだありますが、W124などと較べてパーツの値段はざっくり倍くらいと考えておいたほうがいいかと思います。

300SEの直6 M103エンジンならそうでもありませんが、V8 M117エンジンはヘッドOH(ヘッドガスケット交換だけではなく、ちゃんとしたOH)で最低でも50万円以上は余裕でかかります。

足まわりのブッシュ交換も124と比べると作業が大変です。
加えて作業できる工場がディーラーも含めてどんどんなくなってきていますので、クルマを購入する前にメンテナンスしてもらえるところを先に探しておいたほうがいいでしょう。

内装パーツの多くは欠品、もしくは生産終了になっています。
ウッドパーツなどはリペアに出せば新品のようになりますが、シートなどは素材自体がもうないのでクリーニングくらいしか出来ることがありません。
クリーニングしても綺麗にならなさそうな個体なら手を出さないほうがいいかも知れません。
繰り返しますが、汚い126は、ワンオーナーの33ナンバーでもない限りは、単なるボロ車に見られてしまいます。

以上のことから、現状で出来るだけ程度のいいクルマを探して下さい。
あまりメンテナンスされてこなかった過走行、走行距離不明は安くても手を出さないのが賢明かと。

ちょっとヤレた個体とそこそこビシッとしたクルマの値段の差が100万円だとしましょう。
今から少しヤレた車に手を入れてビシッとしたほうのクルマの状態に追いつこうとしたら軽く200万円はかかります。
中には 200万程度じゃまるで追いつけない車もいっぱいありそうです。

100万高くても程度のいいほうを選んだほうが間違いありません。



By OZW




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