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経済合理性

 
巷に溢れているインチキ燃費グッズは論外としても、いくらか効果があるものがあったとしても、それによる燃料費の節約効果がその製品の価格以上にあることなんてあり得ないと私は考えています。

ですが、昨日も書いたように経済合理性だけでは語れない部分がクルマにはあることも事実です。
100万円かけて1万円のガソリンの節約にしかならないようなものでも、ひとによっては大いにアリなわけです。

燃費を向上させる一番簡単な方法のは、余分な荷物などはすべて降ろしてしまって出来るだけ軽くすることでしょうか。
余分な機能がいっぱい付いた50Kg近くもあるようなシートなら軽量なものに代えるだけでもかなりのダイエットになります。
ここまでならそれほどお金もかからず、一気に100Kg近く減らせそうです。

ここから先は数Kg単位の積み重ねになるのですが、ひとつひとつが結構なお値段になってきます。
ブレーキローターをスポーツタイプの社外品にすると、例えばCL55 AMGの場合だとフロント1枚で4Kg、リア1枚で2Kg、さらにホイールも鍛造の軽量なものにすれば4輪トータルで20Kgくらい軽く出来ます。
次はボンネットやトランク、それにルーフまで全部カーボン製にするとか。
この辺りからは、お金がいくらあっても足りないくらいになってきます。

しかも、実際にはここまでやっても軽く走れる分楽しくてアクセルを踏んでしまうので燃費がよくなることはないんですけどね。




えちごやがかつて雑誌企画で作り上げた190Eです。
3リッターエンジンを積んだ状態で1,000Kgを切っていました。
原価ベースで800万円かかったそうです。

800万円分のガソリンがあれば普通の190Eでも月より遠くまで行けますが、そんなことは関係ないわけです。



By OZW



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