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コントロールユニットの修理

 
W124などのコントロールユニットの修理を始めます。

生産から20年を経過したモジュール類は、基盤で使用されているコンデンサーの寿命がもう来ていて、はっきりとした不調が出ていなくても、初期の性能を発揮できているクルマはほぼもうないのではと思われます。

さらに、このコンデンサー、そのまま放っておくと乾電池と同じような感じで液漏れをし始め、これが基盤を腐食してしまうと修復不可能となってしまいます。

そうなってしうまうと高額なユニットを購入せざるを得ない事になってしまいますので、早めに手を打っておくべきでしょう。

普通はフューエルポンプのチャタリングが発生するなどしてエンジン不調になってから交換を考えるわけですが、新車時から一度も交換していないなら、気づいていないだけで、もう完調とはいえない場合がほとんどだと思いますので、今すぐやっても早すぎるということはありません。




チャタリング発生したLHユニットを開けてみましたが、液漏れなどはありません。
ですが、ほとんどのコンデンサーが死んでいました。

実はこれまでにもユニット修理をするところがいくつかあって、修理に出してみたこともあったのですが、出したところはどこも輸入車というだけでかなり高額な修理代だった上に、もともと電装専門でやってきたわけではないらしく作業も雑で、基盤腐食にまでは至っていないケースでも修理できていないことが度々あったものですから、SJとしては新品もしくは純正リビルト品しか扱っていませんでした。


それが、ここに来てようやく専門の電装屋さんと提携でき、値段もかなりリースナブルに設定できたのではと思っています。




修理後のLHユニットです。
コンデンサー部分が国産の新品パーツに交換されています。


あとの問題は、車輛からの取り外し方法です。
エンジンルームのユニットボックスの蓋を外して、『真っ直ぐ』上に引き抜くだけなのですが、手でやるとほぼ100%上手く出来ません。
出来たと思ってもまず間違いなく何らかの歪みが残ってしまっているはずです。
酷い場合には、コネクター端子が目で見えるほど曲がってしまい、もう取り返しの付かない事になってしまうこともあります。




この純正の専用工具を使用して取り外せば、端子を痛めることなく誰にでも簡単に取り外しが出来ます。

ご注文(ご入金)を頂いたお客様にSJよりこの純正専用工具をお貸ししますので、これを使用して安全にユニットを外して頂き、工具と一緒にユニットをお送りください。

混み具合にもよりますが約1週間程度で作業完了となります。



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By k



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