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W126 500SE さらについでに


ステアリングギアボックスのセンター出し用のボルトを抜いた状態です。
穴の奥に凹部分が見えます。




そこにこのボルトの先端が嵌るように締め込んでやれば、ギアボックスのセンターが固定されます。




ギアボックスがセンターの位置にあるときには、当然センターロッドもちょうど中心の位置になるはずです。
このクルマの場合、それはOKです。




ところが、ギアボックスセンターで、ハンドル位置はこの状態でした。
タイヤホイールの向きも左向いてます。

つまり、ギアボックスのセンターではなくステアリングのセンターに合わせてタイロッドいじってアライメント取ってしまっていたわけです。

この状態だと、一応真っすぐは走ってもブレーキ踏む度に左に行ってしまっていたはずです。

実は、126の場合は、ギアボックスのセンター固定が出来るのでいいのですが(逆に126でズレてたら相当オタンコな作業だったということですが)、ちょっと前に書いたW124のセンターのズレは、センター固定が出来ないので作業がかなり大変になります。

W124の場合は、新車時にセンターに合わせた位置に罫書いてあるのですが、一度外すともうその罫書きは当てにならなくなります。
ハンドルをロックトゥーロックで左右いっぱいに回して、その真ん中がセンターだと判断するしかありません。
もしズレている場合には、センター付近には遊びもあるので、1コマずらして取り付けてハンドル回してチェックというのを何回か繰り返さないといけません。

結局それが面倒なので、一度でもギアボックス外されたW124のほとんどは、センター合ってないのでしょうね。



By OZW





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